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松木 安仁 カテゴリ

FP、不動産コンサルティング技能士


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コンサルティング会社 取締役部長

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質問日時: 2008-07-10 13:10:07 質問番号: 93

Q住宅ローンについて。
質問者めりぃちゃんさん

購入を検討しているマンションがあります。価格は4080万円です。購入にあたって使用可能な貯金は200万円。この条件で営業の方に計算して頂いたところ、100万円を頭金に当てて、残額のうち98万円を諸費用に当てることで、借入れ金額は3980万円の30年と35年ローン両方のシュミレーション(繰り上げ返済有り)をして頂きました。主人の年収は650万円、今年30歳です。不安な部分は主人の年収でこれだけの借入れをしても大丈夫でしょうか?
返済期間を出来るだけ短くしたいのですが、30年で組んでも大丈夫でしょうか?
私は今は専業主婦ですが(来年出産予定)落ち着いたらまた仕事をするつもりです。
アドバイスをお待ちしております。宜しくお願い致します。


Q専門家:松木 安仁|0拍手


松木安仁
専門家:松木 安仁さん

ご質問ありがとうございます。お問い合わせいただきました内容についてお答えいたします。

1.いくらまで借りても大丈夫?
 住宅ローンのご相談で一番多いご質問が、この質問です。大切なことは、銀行から「計算上」借入可能な金額と、実際の「生活上(現実的な)」借入可能な金額は異なるということです。
 ご主人のご年収が650万円ということですので、現在の金利水準であれば、5000万円以上の住宅ローンを組むことが「計算上」は可能です(金融機関や住宅ローン商品によって異なります)。
 しかし、実際に返済できるかどうかということをきちんと考えなくてはいけません。月々の支払額について、これからのライフプランも考慮して計画されているかを確認する必要があります。具体的には、以下の支払があったとしても問題なく支払いができる返済額がどうかが重要になります。ご主人様と将来のライフプランを相談しながら、計画をたててみてください。
●将来のお子様の教育費用
●金利の上昇リスク(変動金利でのシミュレーションの場合)
●自動車の買換費用等(お車をご利用の場合)
●マンションの固定資産税、管理費、修繕積立金
●旅行や将来のための貯蓄資金

2.返済期間について〜30年か35年か
 「できるだけ返済期間は短くしたい」
 このこと自体は、金利負担も少なくなりますので、大正解なのですが、無理をしてはいけません。せっかく新居を購入するのですから、家のために生活が苦しくなるような住宅ローンを組まないようにしなければなりません。
 支払いのひとつの目安として、「償還率」というものがあります。これは住宅ローンの年間支払額を年収で除したものです。
 たとえば、金利2.0%返済期間30年元利均等返済の場合、月々の支払額は、147,109円となりますので、償還率は27.16%となります。

 (月支払額)147,109円 × 12ヶ月 ÷ (年収)650万円 = 27.16%

 一般的には、償還率25%以内であれば、比較的安心できる支払金額とお考えいただいていいと思います。利用される予定の住宅ローンで償還率を計算してみてください。
 ただし、最近では新生銀行や、スター銀行のように繰上返済の手数料が無料という住宅ローン商品もでています。これらを利用すれば、最初は35年でお申し込みいただき、余裕があるときに繰り上げ返済して、結果的に期間を短縮するということも可能です。償還率に不安があるようでしたら、こちらの方法がおすすめです。

3.奥様のお仕事について
 来年ご出産予定ということですので、奥様のお仕事については、住宅ローン支払の計算に入れておかない方が安全です。計画自体は、ご主人の年収でたてられるようにして、奥様のご収入はプラスアルファとして考えられるといいと思います。

4.まとめ
 大切なことは、ご自分たちのライフプランをしっかりともって将来のために備えをきちんとできるかということです。出産のご予定もおありですから、ご主人様とライフプランをしっかりとご相談いただいた上で、安心できる月々の返済額を設定されるといいと思います。
 「少しでもいいマンションを買いたい」と思って、購入時は、無理をしがちなのですが、住宅ローンの金額は、安心できる返済額から逆算して計画することが失敗しない住宅ローン計画のポイントです。

以上

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