質問日時: 07/09/28 質問番号: 29

- 質問者うちみちさん
マンションを購入検討していますが、特に気になるのが断熱性能と遮音性能です
どんな所に気をつけて選ぶべきかアドバイスをお願いします
専門家:浅川 潔|2拍手

- 専門家:浅川 潔さん
回答が遅くなりまして申し訳ございません。遮音性能と断熱性能について、とりあえず一般的なことについて回答します。
断熱性能について
始めにマンションの住戸の位置による違いを説明します。マンションで人気が高い、角住戸や最上階の住戸は外部に面する部分が多いので、外部の気温の影響を受けやすく、冬は寒かったり夏は暑かったりします。また1階は、地面に近いので寒かったり湿度が高かったりします。中住戸は隣の住戸が断熱になり外部の気温の影響を受けにくいです。一番影響があるのは開口部分の断熱性能です。
コンクリートは、蓄熱性は高いが断熱性は木材の十分の一程度しかありません。断熱性能確保のために、ほとんどのマンションは外壁のコンクリートの室内側に発泡ウレタンという断熱材が吹き付けてあります。この上に専用ボンドでプラスターボードを貼り、その上にクロスを貼り、仕上げています。
また断熱損失の高い開口部は、複層ガラスなどであると多少断熱性は高くなり、結露も少なくなります。
遮音性能について
マンションで一番気になる音は、「重量衝撃音」上階から響く生活音、子供が飛び跳ねたりした時のドシンと響く音と、「軽量衝撃音」スプーンが落ちる音や椅子を引きずる音などの2種類があります。
重量衝撃音は、床のコンクリートの厚さが厚いほど、音が伝わりにくく、厚さの目安は、20cm以上(中空のボイドスラブの場合は28cm以上)です。
軽量衝撃音は、フローリング床の材質と取り付け方によります。
「直貼り」の場合は、床コンクリートの上に直接床を貼る方法で、遮音性能のあるフローリング(LL45以上)を使い、その下に、音を吸収する遮音材を挟んでいるかです。
「二重床」の場合は、床コンクリートと床板の間に隙間を設ける方法で、遮音性能だけでなく、給配水管等のメンテナンスやリフォームがしやすいメリットもあります。
隣戸間の音を遮断する壁は、日本建築学会で「遮音性能上好ましい」とされる界壁厚(コンクリートの厚み)180mm以上あれば大丈夫です。
キッチンやお風呂、トイレなどの生活排水音は、排水管を通じて階下にも伝わります。配水管に遮音の設えがされているか、パイプスペースが居室に隣接していないか、チェックが必要です。
また、線路や幹線道路沿いに建つマンションは、防音効果のあるサッシ窓が利用されているかチェックが必要です。
最近のマンションは、平成12年からスタートした「住宅性能表示制度」を利用した住宅性能評価を受けたマンションが多いです。10分野の評価がありそれぞれの項目に評価のレベルが表示されているので、性能の評価が大変よくわかります。
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