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STEP2 購入予算を考えよう

POINT2 住宅ローンの基礎を知っておこう

田中家では、ママがキャッシュフロー表をながめながら「いったい住宅ローンってどこで借りるのかしら、手続きはどうしましょう」とパパに相談しています。パパは「大丈夫!うちの会社には財形融資がある」と言ってニコリ。でも、それ以外はパパもよく分かっていないようです。いったい住宅ローンにはどのような種類があって、どのローンを利用することができ、またお得で安心なのでしょう。ここでは、これだけ知っていれば取りあえずは大丈夫という「住宅ローンの種類と内容に関する基礎」についてご紹介します。田中家ではフラット35財形融資民間融資の3つの住宅ローンを検討してみることにしました。


金利で見た住宅ローンの種類

住宅ローンの金利には、「固定金利型」「変動金利型」「固定金利選択型」の3つの種類があります。現在、日本は至上空前の低金利時代です。しかし、景気が回復してきたということで、ジワジワと金利が上がってきそうな予感も。どの型のローンを選ぶか、それぞれの金利の特徴とメリット、デメリットを考え、ライフプランにあった長期的な視点で選びます。

例えば、3500万円の借入で金利が1パーセントあがるだけで、返済総額は約850万円違ってきます。頭金を多く貯めて、後の返済を楽にしようという考え方は、間違っていませんが、その一方で金利があがると、結局、頑張って貯めた頭金以上に総支払額が増えてしまうケースもあります。したがって、今日のような低金利の時代は、金利が上がる前にマンション購入を検討する方が、頭金を貯めるよりも、効率的なケースもあります。田中家では、もう少し頭金を貯めてからと考えていましたが、ボクの入園に合わせるということで購入を決断。金利の上昇という予想からすると、この度のマンション購入の時期はグッドタイミングだったようです。

▼金利型別ローンのメリットとデメリット

公的融資と民間融資

住宅ローンの融資には大きく分けて「公的融資」民間融資のふたつがあります。公的融資の代表としては住宅金融公庫の融資がありましたが、現在は、同融資の廃止に伴ない新しくフラット35(証券化住宅ローン)がスタートしました。また、ローンの組み方としては、保証料や繰上げ返済の手数料のかからない公的融資を中心に組み、民間融資を補助的に組むケースが多く、特に固定金利型であるフラット35は、今日の低金利時代に合った住宅ローンといえます。田中家もまた、低金利時代に合った固定金利型フラット35を中心にした住宅ローンを組んでみることにしたようです。

▼おもな融資概要

フラット35の融資概要(新築マンション)
利用できる人 ・申込時の年齢が70歳未満・・*親子リレーを利用される場合を除く
・安定した収入があること
・日本国籍の方または永住許可などを受けている外国人の方
・毎月返済額の4倍以上の月収があること・・*一定用件を満たした方の収入を合算出可
・申込み時点での年間返済額に既存の全ての借入返済額を合計した金額の
年収に占める割合が下記の範囲内の方
年収300万円未満・・・・25%以下
年収300万円以上400万円未満・・・・30%以下
年収400万円以上700万円未満・・・・35%以下
年収700万円以上・・・・40%以下
・団体信用生命保険に加入できる方
利用できる範囲 申込人またはその親族が住むための住宅建設資金または新築・中古住宅購入資金など(リフォーム、既借入れ住宅ローンの借り換え不可)
利用できる住宅 ・購入価格が1億円(消費税を含む)以下
・床面積が30平米以上(マンションの場合)
・戸建建築資金の場合、建築資金の申込みと同時かつ取得が申込みの
前前年度の4月1日移行の土地購入資金も借入れ申込み可
・住宅の耐久性などについての技術基準に適合する住宅
*中古住宅の場合、耐震基準等を満たす必要があります。
融資額 100万円以上、8000万円以下(但し、購入価格の9割まで。1万円単位)
金利 ・全期間固定(一部、11年目から上がる二段階固定あり)
・融資実行時の金利を適用。
*申込み金融機関により異なる
返済期間 最大で次のいずれか短い期間
・15年以上35年以内(1年単位)
*但し、申込本人、連帯債務者の年齢が60歳以上の場合は10年以上
・完済時の年齢が80歳となるまでの年数(申込み時点の年齢を80歳から引いた年数)
保証人
その他
・必要なし
・保証料必要なし
・繰上げ返済手数料必要なし
・借入れに関する事務手数料は申込み金融機関により異なる
・火災保険加入の義務あり(返済期間全期間)

住宅ローンの返済方法

住宅ローンの返済方法には、元利均等返済元金均等返済があります。返済プランが立てやすいことから、多くの場合は「元利均等返済」を選びます。また、元利金等返済の場合は早い段階で「繰り上げ返済」をするとより効果が期待できます。田中家の場合を考えると、ボクの子育てが一段落したくらいの時期から、教育費が多くかかる高校入学前までに、少しでも「繰上げ返済」をしておくと、とてもその後が楽になります。

このように、子どもの教育費などがかかる時期がある場合は、「返済額軽減型」繰上げ返済でその時期の月々の返済額を少なくし、子どもが独立したところで、また「期間短縮型」繰り上げ返済で返済をするなどして、その時の状況に合わせた返済を行うことができます。

田中家のママも日々の節約だけでなく、ライフプランをもう一度見直し、長期的な返済について考え始めたようです。

住宅ローンの審査には、申込み人に対する審査と物件に対する審査があります。審査の内容は、利用を希望する融資先によってことなります。申込み人に対する審査では、ほかで借入れがないかを審査します。クレジットでのリボ・分割払い、キャッシングをしている場合などは、それらの支払いを含め、支払い可能額が決められます。また、物件に対する審査は、借入れ金に対する抵当権を設定するための審査で、物件が担保になりえるかどうかを審査します。

団体信用生命保険への加入

住宅ローンを借りる際、団体信用生命保険へ加入します。借りた人が亡くなった場合に、遺族にローンの返済義務が残らないようにするためのもので、フラット35では加入が任意に、また民間の金融機関では強制加入となっています。

収入合算とペアローン

ペアローンは、夫婦の収入を合算することのできる制度です。年収によっては1人の収入だけでは借りられる金額には制限があります。そのため、夫と妻の収入を合わせることで世帯としての収入を増やして、借りられる金額の増額を図ることが出来ます。夫婦2人の収入を合算する場合、夫婦2人の収入を足して1つの住宅ローンを申込む「収入合算」と、夫婦それぞれが申込む「ペアローン」の2つの方法があります。住宅ローンのおもな審査内容