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ニコライ流インテリアスタイル

北欧生まれだから提案できる新しい『和』のデザイン。

 「私の作品は、ヨーロッパのコンパクトなデザインと日本の風景や環境に影響を受けたインスピレーションを融合させたスタイルになっています」

 流暢な日本語でそう語るのは、世界的フラワーデザイナー、ニコライ・バーグマンさん。作品の斬新な色合いやオリジナリティによって注目を集める彼は、自然な形で花というものに魅了されていったと語ります。

 「小さい頃から、花の卸売りをしていた父と一緒に、ヨーロッパ各地で開催される花のフェアや展示会に行っていたので、自然と花が好きになったんだと思います。学校卒業後に仕事を決める時も、自然な流れで花屋さんを選んでいました」

 1996年に初めて日本を訪れたバーグマンさんは、その後フラワーデザイナーとして活躍しながらフラワーデザインショップを展開し、今春にはインテリアデザイン&ライフスタイルショップ『Nicolai Bergmann Sumu』をスタート。フラワーデザインに加え、インテリアデザインという領域での提案によって、日本の居住環境におけるリラックス空間作りをサポートしています。

ニコライ・バーグマンさん レッドのスポーツシャツと黒のパンツはグリーンのベースのインテリアに映える。

▲デンマーク製(eva solo)「カラフェ」。保温カバーがグリーンと同系色カフェオレボウル。お茶が楽しくなる。

▲白をベースにしたサイドテーブルとティーセットは、テーマを選ばない。グリーンをアクセントにさわやかさを演出。

リラックス空間作りは「無理をしない」が約束。

▲ショップのスペースをゆったりと使う。決してつめこまない。店外のガラス越し視線からでも美しい。


ニコライは「無理はいけません」「頑張りすぎるのもいけません」と語る。「だって飽きてしまうでしょ?」。

 デンマーク生まれのバーグマンさんは、北欧と日本の居住環境について、まず意識の違いがあると語ります。

「ヨーロッパの人は家にいる時間をすごく大切にします。週末も、外に出かけるだけではなく、家の中でリラックスした時間を家族と一緒に過ごす人が多いんです。だからこそ、みんな自分が好きな空間を一生懸命作っているんだと思います」

 もちろん、ヨーロッパと日本の環境そのものに大きな差があるのも確か。では、狭い日本のリビングを、ゆったり過ごせる空間にするためのヒントはあるのでしょうか。

 「きれいな収納家具や入れ物を上手に使ったすっきりとした部屋であれば、気持ちよく過ごせるはずです。極端に言えば、見た目がすっきりしていれば中身がゴチャゴチャでもいい(笑)。私自身も、日本に来た当時は狭い部屋でどうリラックスするかずいぶん考えましたが、引き出しやタンスを使ってきれいにしましたね」

 

「Preserved Flower Box」(A)
ニコライのオリジナルアレンジ。生花を化学的に乾燥させ着色する。ドライフラワーとは一線を画し2〜3年は鮮やかな色合いが楽しめる。

 

「Plant Arangement」(B)
オリジナル。根を張る鉢植えとは思えないアレンジ。最小限の土と乾燥に強い植物をチョイス。バリエーションは多い。

(A)¥8,400、(B)¥2100〜/写真は¥3,150※すべて税込

 また、リビングをシンプルなスタイルにまとめる上で大事なインテリアアイテムに関しても、彼は次のようにアドバイスします。

 「無理をしないことが大事。一度にすべてを揃えようとするのではなく一つずつチョイスしていけばいいと思います。予算を大きくオーバーしてローンで買ったものに囲まれてもリラックスできないでしょうし(笑)。無理のない範囲で揃えた好きなものに加え、花や緑といった自然のものを置くことも、リラックス空間を作り出すためには大切ですね。緑や自然、光を取り入れると気持ちがいいというのは、人間の無意識の感覚だと思います」

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