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勝地末子流「彩りのガーデニング術」

生活の中で自然に楽しむ――それが勝地流ガーデニング術のコンセプト

 勝地さんが、東京・自由が丘にガーデニングショップ『ブリキのジョーロ』をオープンしたのは約10年前。主婦になる前にアパレルブランドを立ち上げた経験もあり、もともと自分で何かを作ることが好きだった勝地さん。ガーデニング関係の仕事には無縁だったものの、「考えるより動く」タイプだという彼女は、フラワースクールに通いながら自分のショップをオープンさせたそうです。未知の世界に踏み込んだ理由は、ガーデニングが生活に密着しているものだったからと勝地さんは語ります。

家庭って“家”と“庭”と書くじゃないですか?  緑とか自然って生活の中に普通にある要素だと思うんです。それに、ガーデニングって“伝染する”ものなんですよね。たとえば、私がハナミズキの木を一本植えると近所の家でも植え始めたりするんですよ。」

 当時は専業主婦だった彼女は、自宅でガーデニングを楽しむ中で、その不思議な魅力に気づいたそうです。 「このような経験をしてみて、癒しとしての効果はもちろん、家庭で無理なく楽しめる魅力というものが、ガーデニングにはあるんじゃないかと思います。」

▼スティール製の鳥かごを鉢にみたて多肉植物をアレンジ。
(参考作品)
photo
▲果実とフラワーを
乾燥させてランプに
仕立てる。勝地さんの
オリジナル作品。
(Fruit Lamp:¥13,650)
▲フレッシュの切り花コーナーで。「グリーンの微妙な色合いの違いが美しいと思うんです。お花の色があまり主張しないようにね」
▲松ぼっくりの実をブリキ素材のアンティークなケースの組み合わせでアレンジ。
(ブリキ素材の缶ケース:¥1,050〜)

幅広いバリエーションから選ぶ季節・場所にマッチするアイテム

▲スチールのベッドフレームに
無造作に掛けられた
様々な種類のドライフラワー。
「どんなものも吊るすことでドライに なります。湿度の高い季節は難しい けど概ね2〜3週で仕上がりますよ」
▼切り花のセレクション。淡いピンクのフラワーがグリーンを引き立てるかのようなアレンジ。
▲グリーンを基調にした フレッシュの植え込みアレンジ。勝地さんらしくフラワーの色合いがぐっと抑えられてクールで落ち着いた仕上がり。

▲コーヒーカップとソーサーに多肉植物をアレンジ。 「同じカタチでポロッと落ちて増えたり、だんだん赤に変色していったり、多肉植物は不思議」

 グリーンのバリエーションを数多く取りそろえ、シンプル・シックな雰囲気が演出されたショップの中で、勝地さんは生活の中でガーデニングを楽しむためのアイテムと、そのチョイスの方法を紹介してくれました。

これから冬に向かう季節は、温かみを感じるドライフラワーがおすすめです。逆に夏場は、フレッシュなお花やグリーンをお部屋に飾って、みずみずしい雰囲気を出してみるのもいいですよね。一年中同じアイテムではなくて、季節によって変化させていくことで、違った雰囲気を楽しめると思います」

 フラワーだけではなくリースなども含め、冬の季節に向けておすすめのドライアイテムは、手入れが簡単なこともあって、最近特に若い男性にも人気が出てきています。また、続けて勝地さんが紹介してくれた多肉植物も、男女を問わず人気が高いそうです。

多肉植物は、宇宙的というか、ちょっと別次元の魅力がありますね。人間でいうとニューハーフみたいな(笑)、中性的なものなのかもしれません。オブジェとして、切り花やドライフラワーにはない魅力もあるんです。それでいて、あまり手間をかけなくても育ってくれる面白さもありますよね」

 また食用ハーブなどは、一軒家の庭に比べて虫が少ないマンションのベランダで育てるのに最適だと語る勝地さん。季節や場所に応じてアイテムを選ぶことが、生活の中で自然を楽しむための秘訣だと教えてくれました。

 
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