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神谷千佳代流「スイーツのある素敵な生活」

自分なりのリラックススタイルを――バリエーションが増えるスイーツの楽しみ方

▲たくさんのアルコールが…。「飲んべえじゃないですよ(笑)。スイーツの隠し味に使いますね」

▼今回ご用意いただいたマフィンにも風味付けでキャラメルシロップをプラス。

ご近所のお友だちとティータイム。
「週末になるとお客さんが多いですよ。人が人を呼ぶのでしょうか。びっくりするほど大人数になる事も(笑)」

 スイーツのマーケティングや商品開発を手掛ける会社の代表である神谷さんに、今注目していることを聞いてみました。

「和素材をふんだんに使った洋菓子や、砂糖や塩にこだわった体にも優しいスイーツが多様化した形でたくさん出回ってきています。それから“ライブ感のあるスイーツ”もトレンドの一つ。目の前でお菓子を作るスイーツレストランなどが人気を集めているのが最近の傾向ですね」

 そうしたトレンドと同時に、スイーツと飲み物の組み合わせに関しても、新しい発見があったと、神谷さんは教えてくれました。

「例えば、フルーツの酸味が効いたケーキに酸味のあるコーヒーを、甘いシュークリームにキャラメルフレーバーなどの甘くて香りの強いコーヒーを組み合わせるんです。そうすると、それぞれの魅力を消し合うことなく、おいしさが引き立つんです。甘いスイーツを食べる時には苦いコーヒーや砂糖を入れない紅茶をチョイスしがちですが、意外な組み合わせもあると思いますね。お家で過ごすティータイムの時間にいろいろ試してみるのもおすすめですし、新しい発見もあるはずです。自分の好きなお菓子と飲み物の組み合わせを見つけることで、心からホッとできる時間を得られると思いますよ」

 バリエーションが豊富になるスイーツに合わせ、そのお供となる飲み物をいろいろと試してみるのも一つの楽しみ。仲の良い人たちとコミュニケーションしながら、リラックスできるティータイムのスタイルを自分なりに探してみてほしいと、神谷さんは語ります。

 

家族と、友人と囲むスイーツが温かい情報のやり取りの媒体となる

マフィンなどをデコレーションするカップケーキスタンド

▲シリアルクッキー。オーガニック手作りキットでとても簡単に。

色とりどりのシリコンマフィンカップ。カップごと楽しめちゃいます。

スタッカブル・ケーキクーラーに並ぶスイーツ。少ないスペースでも3段まで組み上げられるから便利。最近のヒット商品。

 神谷さんは、家庭でのスイーツづくりを始める時には「いきなりプロになる必要はない」と言います。大事なのは、お菓子を作りながら交わすコミュニケーションや、お菓子で伝える想いなのかもしれません。

「私たちが販売している有機栽培の材料を使ったシリアルクッキー用のパックなどは、計量が不要のもので、混ぜて焼くだけの形になっています。つまり、そのお菓子を食べてほしい人の体を気遣いながら、しかも簡単に作れるものなんです。多くの人に、気軽にお菓子作りを始めてもらうための提案をしていきたいと、私たちは考えています」

 そうした取り組みは、神谷さんの食育というものに関する考えにも通じています。

「まずは朝ごはんを作る習慣を付けることが必要。最初から完璧なものを作るよりも、例えば簡単に作れるマフィンにスイートコーンやソーセージを入れたものを作ることから始めて、子どもたちにも朝ごはんを食べるという習慣をつけるんです。そうすることで親も子どもも食育という世界に入りやすくなるのではないでしょうか」

 お菓子を通して、人から人への想いを伝える―。食育の例に限らず、スイーツはコミュニケーションを図るための媒体であると、最後に神谷さんは語りました。

「ぬくもりのあるスイーツを囲めば、家族や友人とコミュニケーションを交わすことができますよね。スイーツは、温かい情報のやり取りをするときの媒体となるもの。それが一番大きな魅力なんだと思います」

「親子にしてもご近所にしてもお友達にしても『スイーツ』はより関係性を高める『媒体』だと思うんですよ」とスイーツの魅力を語っていただいた。

 
profile
神谷千佳代かみやちかよ

和歌山県生まれ。株式会社スイートネットワーク代表取締役。

大学卒業後、食文化研究のためドイツへ留学。帰国後、製菓材料・器具等のバイヤーとして勤めながら専門学校の非常勤講師となる。1991年、スイートネットワークとして活動開始。代表取締役として、スイーツの商品企画、市場調査・分析などコンサルティング事業のほか、テレビ・ラジオ・雑誌などメディアへの情報提供を行う。

スイートネットワークHP:http://www.suitenetwork.jp/
 
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